一般的にツーソンジェムショーは冬(1月と2月)だけと思われていますが、実は夏の終わりにも開催されています。2017年は9月7日から10日に開催されました。恐らく、日本からは誰もやってこないであろう、ツーソンジェムショー秋編に行ってきましたので、その様子のリポートです。
ツーソンジェムショー2017秋のまとめ
冬のジェムショーでもおなじみの「JOGS」が一番大きな会場
ツーソンジェムショー秋に関する結論!
・規模が小さいので日本から行く価値はあまりない
・売られている商品の価格は冬のジェムショーとほぼ同じ
・鉱物に限らず、雑貨など珍しい商材を売っているお店が多い
・冬のジェムショーには参加しないお店がある
・卸売りよりも個人で購入する人が多い
・アメリカ国内のディーラーがほとんど
・お店の人と仲良くなれるチャンス大
・会場によっては閑古鳥が鳴いている感じ
パンフレットは薄い
冬のジェムショーでは、入場する際のパス発行に行列ができるJOGSですが、秋のジェムショーはスイスイでした。ちなみに、過去に一度でもパスを発行したことがある人は、名前か会社名を伝えれば過去のデータと照合してくれるので手続きが早いですよ。
空いているので快適
どのブースもだいたい数人の客がいるくらいで、店員さんは暇そうでした。おしゃべり好きの店員さんが多いので、店員さんと仲良くなるチャンスです。冬にも参加しているお店はごく僅かの印象ですが、冬にはいないお店も多くてちょっと新鮮です。
ビーズが大盛況
冬のジェムショーは加工されたビーズよりも、鉱物の原石のような物が多いですが、秋のジェムショーはビーズ系が大盛況のようでした。ダンボール5箱くらい大人買いするアメリカ人がいました。
高い物もある
無造作に置かれていましたが、10年前の中古車くらいの価格で売られていました。店員さんは暇らしくて、少しでも収入がほしいから値下げ交渉も意外とイケるのが秋のジェムショー。
意外と人気でした
ボーっと立っていた横でバッシバシ売れていたのがこれです。飛び出す絵本的なやつなのですが、アメリカ人の心を鷲掴みにしたみたいで、特におばあちゃん達にヒットしていたようです。すごく繊細にできています。
こういうのが売れる
ハリケーンが襲ったヒューストンからやってきたという中国系のお父さんのお店でしたが、どうやら冬よりも売上があるような感じでした。冬のジェムショーは原石で、秋のジェムショーはビーズか。
まとめ
たった3日間だけ開催される、秋のツーソンジェムショー。正直なところ、冬のジェムショーの10分の1くらいの規模でした。
目新しい物を狙いたいならやはり冬のジェムショーがおすすめですが、情報交換や市場調査が目的なら秋のジェムショーの方がいいかもしれません。個人的に嬉しかったのは、店員さんが暇すぎてすぐに値下げ交渉に応じてくれたことです。
秋のジェムショーの時期に、グランドキャニオンやセドナに観光にきたついで立ち寄る程度がちょうどいいかもしれませんね。好きな人は、年に2回開催されるジェムショーのたびにツーソンを訪れてみてください。