ツーソンジェムショーは鉱物ファンの人にとっては天国のような場所ですが、観光気分で浮かれていると痛い目に遭うこともあります。
そこで今回は、ツーソンジェムショーの際にぜひとも気をつけて頂きたいことをざっくりまとめました。
ツーソンジェムショーで気をつけるべきことはこれ
この記事のまとめ
・盗難に注意
・破損に注意
・挨拶に注意
・会計に注意
・服装に注意
盗難に気をつけて
石を見ようとして前屈みになって夢中になっている時にバックパックやショルダーバックから荷物を抜き取られることがあります。
ツーソンジェムショーは、人通りが多く、通路が狭い会場が多いので「スリ」が起こりやすいです。財布、パスポート、携帯電話などは盗まれやすいので十分に気をつけましょう。
ツーソンジェムショーではバックパックを活用する人が多いですが、バックパックのポケットには貴重品類は絶対に収納しないようにしてください。
また、日本にいる時と同じような感覚で「トートバッグ」を使っていると財布をスられる可能性がありますよ。ツーソンジェムショーでは毎年のように財布や携帯電話をスられて警察に相談している人を見かけます。(警察はほとんど相手にしてくれないので自衛のみ)
破壊しないように
ツーソンジェムショーで意外によくあるのが、購入前の石や商品を破壊してしまう行為です。興奮気味に手にとって色々見ている際に滑って落としてしまったり、他の石とぶつけて壊してしまうことはよくあります。
高級な鉱物はガラスケースなどに入れられていますが、簡単に手に取って見られるお店が多いので、商品吟味の際にには気をつけてください。
あいさつは必須
ツーソンジェムショーでは英語が主流ですが、せめて足を止めたお店の人に対してはあいさつしましょう。とくに、石を手に取って見せてもらう場合は重要です。
Hello!!だけで十分ですので、買う買わないは別にして笑顔であいさつすることを心がけてください。あいさつしなくても問題ないと思いがちですが、アメリカや国際的な場面ではかなり大切な行為です。みんなで日本人のイメージアップ作戦!!
会計や書類はダブルチェック
ツーソンジェムショーでは頻繁に現金の出入りがあるためか、お店の人は結構雑な感じで会計を済ませます。当然、お釣りのミスや請求金額のミスが起こります。
交渉の際に言っていた金額と書類に書かれた金額が異なることなどは日常茶飯事と思ってください。経験上、お店側が悪いのではなく「天然」で間違えていることがほとんどです。
金額が大きな買い物をする際は時間がかかってもいいので、必ずダブルチェックをして双方に間違いがないかを確認し合ってください。
とくに、現金(お札)のカウント、商品点数、請求書などの書類の数字、合計金額、お釣りは必ず確認しましょう。
現金不足に注意
ツーソンジェムショーでは現金が圧倒的に有利です。値下げ交渉やお店側に好まれることからやはり現金がベストです。しかし、ツーソンジェムショーの前半でついつい現金を使い過ぎてしまうと、後半戦で現金不足になり欲しい物が買えないという事態に陥る人がいます。(結構います)
法律で$10,000以上の現金を持ち込む際には申請が必要なため、持ち込む現金には制限がありますが、現金とクレジットカードを上手に使い分けて買い物をしなければいけないことを覚えておきましょう。
忘れてはいけないこととして「クレジットカードが使えないお店が多い」ことがあります。お店側が手数料を負担しないといけないので、クレジットカードお断りのお店はまだまだ多いです。注意して下さいね。
重量に注意
ツーソンジェムショーでは嬉しくなって色々買い込んでしまい、許容範囲内の手荷物で持って帰れなくなる人がいます。個人の場合、UPSやDHLなどの国際貨物で輸送するか、航空会社に超過分の別途料金を払って持って帰るかの二択になります。
国際貨物で送るよりは、航空会社に超過分のペナルティを支払った方が安い場合が多いので、買い物する段階からよく計算しましょう。ベンダーの中には大きな体重計みたいなやつを持っている人もいるので、重量チェックをしてこま目に控えていくといいですよ。
個人的には国際輸送を利用するのは最終手段にした方がいいと思います。出来るだけ自分で持って帰る方がいいですよ。
天気に合わせた服装を
ツーソンジェムショーが開催される時期のツーソンは基本的には温暖です。(毎年違いますけど)薄手のジャケットがあれば快適に過ごせます。ただし、太陽が昇りきるまでの朝時間、日が沈んだ後の夜は寒くなります。
そのため、服装選びのポイントは「調整可能な服装」ということになります。セーターなどは脱ぎ着が不便なので不向きです。開閉式のジャケットやベストなどがあればちょうどいいでしょう。
ジェムショーは基本的には10時頃から5時頃からまでですので、ダウンやコートなどの厚手の服装は必要ありません。しかし、朝早くまたは夜遅くまで外で過ごすような日は厚手のジャケットが必要です。
ジェムショーが終わって夕食に出かけて、買い物をしてホテルに戻るというような場合は、念のため寒さ対策をしておきましょう。
この他にも、会場の警備員さんや警察、ボランティアの人と絶対に揉めないことや、車の運転ルール、レストランでのマナーなど色々と注意すべきことはありますが、日本人らしく礼節を持っていればほとんど問題ありません。
ジェムショーでは日本人は好かれていますので、いつもニコニコ笑顔で楽しみましょう!